🍁社会人留学生が通訳になるまでの軌跡🍁

カナダに社会人留学中です* 現地での生活についてつづります。

【日々のこと】「人を見た目で判断してはいけない」と考えさせられたこと

みなさま こんにちは。

 

本日は、「人を見た目で判断してはダメだな」と感じたストーリーです。

 

 

その日は、海外アーティストのコンサート会場での業務でした。

アーティストはもちろんのこと、スタッフも外国から来日します。

 

2年ほど前から英会話に通っている私は、少し張り切っていた。

 

 

英語の勉強を始める前は、海外公演の現場で外国人から話しかけられても言葉が分からず、しどろもどろだった。

 

雰囲気で「センキュー!」と返事するのが精一杯だった。

 

 

しかし、最近の私は、一味違う!

 

日常会話レベルであれば、ぎこちないながらも、コミュニーケションが取れるようになった!

 

 

日々の練習の成果を試せる日がようやくやってきた。

気分上々である。

 

 

朝9時に会場入りし、日本人スタッフと準備を始めていると、トム・クルーズ風のスタッフがやってきた!!

 

ようこそ日本へ!!

ウェルカム トゥー ジャパン!!!!

 

 

自分の実力を試すチャンスとばかりに、トムのもとへ挨拶をしに行った。

 

 

 

私「Good Morning!!」  ニコッ(^-^)

 

 

つかみはバッチリだ!!

 

次は、「ナイス トゥー ミートュー」でさらに、相手の心に踏み込むフェーズに入っていく!!

 

 

私「Nice to ..」

 

くらいまで言ったところで、トムは信じられない言葉を発した。

 

 

 

トム「日本語で大丈夫です!」

 

 

 

よどみもなければ、なまりもない綺麗な日本語!!

 

 

あらためて話を聞いてみると、両親はアメリカ人だけど、「生まれも育ちも日本」とのことでした。

 

日本国籍!!!!

 

自分の英語の実力 試せず!!!!

 

 

 

出る杭打たれた私は、しょんぼりとした。

 

 

 

そうこうしているうちに、次の外国人スタッフがやってきた。

今度は、 ヒュー・ジャックマンらしき容姿。

 

 

「見た目が外国人だからと言って、必ずしも海外国籍だとは限らない。」

 

これは、今しがた学習したことである。

 

 

だから、発想を転換して日本語で挨拶した。

 

だって、ここは日本。

 

うんうん、そうだ、日本だ日本。

 

 

 

私「おはようございます!」

 

 

すると、ヒュー・ジャックマンは答えた。

 

 

ヒュー「Hello!!How are you??」

 

 

 

ひぃ!!こっちは本物!!!!

本物の外国人!!!!

 

 

もう、私は一体、何を信じて、何に頼れば良いのでしょうか。

 

私は、正常な判断能力を完全に失っていた。

 

 

日本語話者か否か、外見から判断するの、不可能やん!!

 

 

 

実は日本語話者だった場合、英語で話しかけたら、イキってる奴みたいで恥ずかしいし。

 

でも、英語話者だったら、せっかくなので英語で話しかけたい。

 

 

 

ここまで書いて、思い出したことがある。

 

私は、アメリカのハリウッドに行った際、露天商の客引きに、以下のように話しかけられたことがある。

 

 

「シェイシェイ!ありがと!カムサハムニダ!」

 

 

なんと!!

恐るべき営業スタイル!!

 

 

「中国人or 日本人or 韓国人」の絞り込みを行っていない!

 

 

当時は、「なんだ、この当てずっぽうは!!せめて2択まで絞らんかい!!おうちゃくするな!!」と、たいそう憤慨したものだ。

 

しかし、今思い返せば、「アジア人」枠から、さらに国籍を推定することは、彼らにとって至難の技である。

 

 

だが、結果的に、私の注意を引くことに成功している。

 

実は、理にかなった戦法だったという訳だ。

 

 

 

露天商先輩、参考になります!!!!

 

私も何事も、先入観にとらわれすぎずに日々を過ごしていこうと思いました。

 

 

 

もうすぐ週末ですね^^

 

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!