【カナダ留学】49〜66日目:黒人差別はまだ続いていた
みなさま
こんにちは。
今ごろ日本はポカポカ陽気でしょうか?
お元気ですか?私は元気です。
こちらは大学の1セメスターが終了しまして、早朝からの授業および大量の宿題、からの幾度となく繰り返されるテストからようやく解放されました。
語学学校ではなく、現地のカナディアンが通う大学を選んでよかったと思えるのは、やはりネイティブとの出会いです。
先日、バスケ部の黒人選手とお話しをする機会がありました。
試合中の彼は、身体的にも精神的にも強く、大事な場面でのシュートを絶対に外さない、といった感じで、とにかくひときわ目立つ存在でした。
「きっと、幼い頃にマイケルジョーダンに憧れ、バスケを心から楽しみ続けて今に至るのだろうな」と私は想像した。
「強さの秘訣は何?どのようにしてここまでたどり着いたの?」と興味津々で聞いてみたら、「黒人差別を乗り越えた結果かな」という返答であった。
これは正直、予想外。
幼少期にバスケに興味を持って、チームに入れてもらおうとしたけど、肌の色が原因でそれがすぐには叶わなかったそう。
それから、来る日も来る日もスキルアップに励み、周囲とは一線を画する実力がついたところでようやく仲間に入れてもらえたそうな。
ちなみに、大学内のクラスでは唯一の黒人らしく、いまだに白人から無視されることもあるらしいです。
「バスケと出会っていなければ、今ごろ、どこでどうなっていたか分からない」という言葉が印象的でした。
将来はプロバスケ選手になりたいそうですが、カナダからは出たいと言っていました。
自分のことを知っている人がいないところで、新しい人生をスタートしたいんだって。
黒人差別なんて大昔の話だと思ってたけど、どうやらそうでもないみたいです。
私はまだ、アジア人差別らしきものを受けたことがないので、人種差別がどれほど深刻なのか実態がつかめません。
自然と、「黒人差別について、もっと学びたい」と思わせてくれる彼のストーリーでした。
彼の夢が叶って、今以上にたくさん笑える日が来ることを心の底から願っています。
私は私で、目の前のことを一生懸命鍛錬し、楽しみたいと思います。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。