🍁社会人留学生が通訳になるまでの軌跡🍁

カナダに社会人留学中です* 現地での生活についてつづります。

【日々のこと】現金払いの場面における、日本人と外国人とのリアクションの違い

みなさま こんにちは。

 

本日は、「お会計で〈現金のみです〉とお断りした際の、日本人と外国人の違い」にまつわるストーリです。

 

 

私はライブエンタメ業界で働いており、当日券売場でのチケット販売業務にも携わっています。

 

パン屋さんでクレジット支払いを断られるように。

飲食店で「ディナータイムはカードOKなんですけど、ランチは現金のみなんです〜」と告げられるように。

 

当日券代は現金で頂戴しております。

 

 

クレジットカード派のお客様にその事実をお伝えするとどうなるか。

まずは、日本人の例から見てみましょう。

 

 

〈ケース その1〉お金をたくさん稼いでいそうなおじさま

 

おじさま「クレジットカード使えんの?」

 

私「恐れ入りますが、現金でお願いいたします。」

 

おじさま「えぇえ!?カード使えへんの(すごい大声)!?

     不親切やな〜。時代遅れなヤツらやな!!」

 

 

〈ケース その2〉海外旅行にたくさん出ていそうなおばさま

 

おばさま「クレジットカード使える?」

 

私「恐れ入りますが、現金でお願いいたします。」

 

おばさま「ふん(鼻で笑いながら)!!

     アメリカはどこ行ってもカードやで!!」

 

と、想像以上に罵しられ、「いつまでアナログなことやってんだ」と言われます。

そして、それぞれの捨て台詞のあとで、渋々、現金払いをして下さります。

 

 

次に、カード社会からやってきたアメリカ人の例を見てみましょう。

 

〈ケース その1〉金髪美女

 

美女「Hello〜(もうお財布からクレジットを出そうとしている)」

 

私「Sorry, cash only. ごめんなさい、現金のみなんです。」

 

美女「OK! It's not your fault!! おっけぃ!あなたのせいじゃないわ!!」

 

 

〈ケース その2〉子連れのお父さん

 

お父さん「Hello〜(やっぱりすでにカードをスタンバイ)」

 

私「Sorry, cash only. ごめんなさい、現金のみなんです。」

 

お父さん「OK! Oh,I'm a little short!! haha   おっけぃ!とは言っても、現金が少し足りないな!!はははッ」

 

本場アメリカのお客様は、リアルに現金の持ち合わせがないにも関わらず、超余裕です!

 

そして、必ずニコニコ顔で「近くにATMはある?」と言葉を続け、喜んでお金を引き出しに行って下さります。

 

 

「時代遅れだな!」とか、「俺の国はどこの店もカードだぜ?」とか、一度たりとも言われたことがない。

嫌な顔ひとつせず、イライラした素振りを見せることもなく、ただただ、客観的事実と向き合っている感じです。

 

 

私は、彼らのリアクションを「すごく気持ちが良いな」と思います。

 

 

これは、「売る側と買う側は対等」という意識があるかないかの違いでしょうか?

 

「お客様は神様」とか、「買ってあげる、買ってもらう」の空気感が、海外には少ない印象を受けます。

買い手はあくまで、「お金を払ってでも、そのサービスや物を欲しいと思っている人」というイメージです。

 

あとは単純に、怒ったところでクレジットカードを使えない現実は変わらないわけです。

 

不満を漏らすことにエネルギーを消費する人がいる一方で、ササっと気持ちを切り替えて「この状況をどう解決するか」を考える人がいる。

 

 

それはもはや、「日本人だから」や「外国人だから」ではなく、「一人の人間としてのマインドの違い」でもあるかもしれません。

 

「思考や物事の捉え方には、人種でどのような相違があるかについても、もっと知りたい!」と感じさせられた出来事となりました。

 

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!