🍁OLが海外留学を実現するまでの軌跡🍁

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【読書】人が正常な判断能力を失う時ー「罪の余白」芦沢央

罪の余白 (角川文庫)

 

「罪の余白」/芦沢央

 

 

加奈は「こんな罰ゲームやりたくない」と言うことができなかった。

言えば、仲間外れにされるかもしれないから。

そして、罰ゲームを実行した結果、命を落とした。

 

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【スクールカースト】

学校のクラス内で、勉強以外の能力や容姿などにより各人が格付けされ、階層が形成された状態。

 

【ダブルバインド(=二重拘束)】

目の前に、相反する2つの選択肢がある。

どちらかに従うことで、もう一方に反することになる。

その矛盾を指摘することはできず、すぐにどちらかに応答せねばならない状況に追い込まれる。

そのように追い込まれた人間は、正常な判断能力を奪われる。

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その人は、「もしかしたらこれは振り込め詐欺かもしれない」と思った。

でも、もし詐欺ではなく、本当のことだったら、すぐにお金を振り込まないと息子が大変なことになると思うと、苦しくて怖くて、どうしたらいいか分からなくなる。

 

その人は、「詐欺であっても構わない、お金を払えばせめて“最悪の事態”からは逃れられる」という心境で、お金を払ってしまう。

 

その人は、ただ、悩むのが嫌になったのだ。

後悔するのが嫌で、とにかく1番最悪な事(=息子が大変なことになる事)を避けたに過ぎないのだ。

 

 

ふむ、加奈もダブルバインド下にあったのか。