【日々のこと】やりたいことをやりたいと言う勇気
自分史上最高を目指すみなさまへ
いま胸の内にやりたいことがあって、「誰かの協力が必要」という状況の方はいらっしゃいますか?
例えば、家族の協力が必要な場合。
「お父さんお母さん、ただいまお時間よろしいでしょうか?まずはお手元の資料をご覧ください。」とプレゼンする勢いで、「私はいま、これをやりたいです!力を貸してください!」と、想いを詳細に伝えてほしい、というお話をこれからしたいと思います。
なぜ、そんな話をしたい気になったかと言うと、今読んでいる本の一節にこんなことが書かれていました。
「自己評価の厳しさや、おびえの強さが原因で自分がアーティストになることを認められない人は、影のアーティストになる。影のアーティストは、積極的にアーティストになる夢を追いかけている人たちの周りによく見つかる。自分が本当に好きな職業ではなく、それに近いものや、それに関連する職業に就く。」
そこで思い出した。
そういえば私、ずっと歌手になりたいと思ってた。
だが、私はいま、ライブエンタメ業界の裏方で働いている。
いつの間にか、本来なりたかったものではなく、それを支える側に回っている。
そういえば、軽音楽部に入った時も、ボーカルじゃなくてドラムを選んだな。
小学生の時に、事務所にこっそり応募用紙を送ったりするくらい本気の目標だったけど、「いやいや、あなたじゃ無理でしょ」って周りから非難されるのが怖くて、自分の夢を周囲に語れなかった。
せめて、「ダンスだけでも習いたい」と思って、皿洗い中の母親に「ダンス教室に通いたい」と言ってみたことがある(これを言い出すだけでも、すごい勇気が必要だった)。
すると、母は答えた、洗剤のついた皿を持ちながら。
「この辺にそんな教室ないやろ。」
瞬 殺 です!!!
めちゃめちゃ喉から出すのに苦労した言葉が、秒でこの世から消えた!!
どうしても諦めきれなかった私は、自分で調べることに。
当時はネットが発達していなかったので、タウンページ(お店や施設の電話番号と住所が載っている分厚い紙の電話帳)を引っ張り出してきて、ダンス教室を必死で調べました。
あいにく、そこからは、自分でダンス教室の情報を見つけることができませんでした。
でも、数日経ったある時、母親が「ダンス教室、ここならあるみたいやけどどう?」と、唯一、私の街で開催されていたレッスン情報を見つけてきてくれました。
加えて、母は言いました。
「あんたが今までに見たこともないくらい、一生懸命に電話帳で探してたから、そんなにダンス習いたかったんやな、って、お母さんもあれから調べてみたんよ。」と。
はい!ここです!!
「そんなにダンス習いたかったんやな、」
「そうか、母の皿洗い中に声をかけた時は、私の真剣度が伝わっていなかったのか。」と、十数年の時を経て、今気がつきました(遅)
結局、母が見つけてきてくれたダンス教室は、公民館が主催している創作ダンスのようなもので、私が当時憧れていた、流行りのダンスが習える場所ではなかったのですが。
それでも、やりたいことを発信したことがきっかけで、現実が少し変わった。
もしも、「こんなダンスを習いたいです。でも、どこに教室があるか分かりませんら。探すの手伝ってほしいし、通わせてもほしいです。」と、きちんと伝えられていれば、また違う結果だったかもしれない。
口にしたことが100%希望通りになるわけではないかもしれないけど、「あなた本当はこんなことやりたいんじゃない?」と、相手が気付いて声をかけてくれるケースなんて稀だし、すぐに結果は出ないかもしれないけど、主張したことがきっかけで、何かが少し動くかもしれない。
だから、せっかく挑戦してみたいことがあるのなら、ぜひ、遠慮なんてせずに「えいやッ!」と言ってみてほしいです。
自分の本気さを感じ取ってもらえる伝え方であることも忘れずに。
私も、大人になってからは「こんなことやりたいです」を、友人•上司•先輩後輩•取引先の方に、アピールしています。
そうすれば、ポッと空き枠が出た時に「そういえば、あいつ、やりたいって言ってたな〜」と思い出してもらえて、入れ込んでくださることがあります。
思いもかけなかった人が、有益な情報をくださることもあります。
ある人とまた別のある人がくださった小さなヒント同士がつながって、大きな原動力になることもあります。
やりたいこと、実現しましょうね。
私もがんばります!
本日も記事を読んでいただき、ありがとうございました!