🍁社会人留学生が通訳になるまでの軌跡🍁

カナダに社会人留学中です* 現地での生活についてつづります。

【M-1グランプリ2017決勝】どのコンビが優勝してもおかしくなかった。(ちなみに私はジャルジャルさん押し)

漫才日本一を決めるために開催された「M-1グランプリ2017」決勝大会。

決勝大会翌日に、某テレビ局でお仕事をさせていただく機会があり、こんな出来事がありました。

 

局内のエレベーターホールで、エレベーターを待っていた時のこと。

 

朝の情報番組の収録を終えた、あるベテラン芸人さんが番組のプロデューサーに「今年のM-1は本当に良い戦いだった。どのコンビが優勝してもおかしくなかったっすね。」とおっしゃっていました。

 

それを聞いた周りのスタッフさんも深くうなずいていました。

 

たったそれだけの光景だったのですが、何だか素敵な場面に遭遇したな〜としみじみ感じました。

同業のベテランさんからのこういったコメントって、最高の褒め言葉だと思うのです。

 

そして、今回の決勝大会で、印象的だったのは、なんといってもジャルジャル福徳さんの涙です。

ジャルジャルさんは6位という結果でした。)

 

 

私自身、これまでにジャルジャルさんを含めて、何度か芸人さんとお仕事をさせていただいたのですが、本番前の楽屋での練習風景、舞台袖から見る、演者さんがステージに上がっていく時の頼り甲斐のある背中、全てのパフォーマンスが終了した後の笑顔や時として悔しそうなお顔、それらのすべてが尊敬に値します。

 

そのような普段の様々な積み重ねの上で迎える大会での、優勝したコンビの嬉し涙、敗退したコンビの悔し涙というのは、まるで自分のことのように心にしみます。

 

それほど熱く、真剣に、夢中になれるものをお仕事にされていることが、とてつもなく価値あることのように思うのです。

 

ステージ上でのコンビの絆の強さ、信頼関係の厚さにも感動してしまいます。

何ものにも変えがたいパートナーシップだな、と。

見ず知らずの人を笑わせるって、相当な偉業です。

 

一流の人のそばにいられるということは、とても素晴らしいこと。

演者さんの持つエネルギーで発電ができるんじゃないか、なんて思ったりもします。

 

また、今回の大会でさらに感動したのが、ジャルジャル後藤さんのインスタに寄せられた、ファンからのコメントの数々。

 

「私の中では1番でした。」

「おもしろかったで。ジャルジャルが1番!」

ジャルジャルが優勝って、みんな言ってる」

「本当にすごい漫才でした、これからもどうかそのままで!」

 

後藤さんも涙こそ流していませんでしたが、結果発表の時の何かをこらえているような表情にジンときました。

今にもあふれ出そうな自分の感情を抑え、あの場で、なおボケて笑いを取りにいかれた姿は、さすがはプロだな、と感心させられました。

 

ファンの方々も本当に悔しかっただろうな、などと考えると、さらに泣けてきます(涙腺ゆるい)。

 

ジャルジャルさんのネタは「シュール」などと表現されることもあり、「おもしろくない」と捉える方もいらっしゃいますが、みんなそれぞれ、自分が好きな芸人さんを心から応援する、ただそれだけで良いと思います。

 

いつも楽しませてもらっている分、こんな時こそ、ファンから芸人さんへ「いつも笑わせてくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えたいですね。

 

いつもありがとうございます、ジャルジャルの後藤さんと福徳さん。