【カナダ③】海外旅行の際に大切なこと〜バンクーバーでピザをほおばりながら編〜
カナダ旅行記その3です。
今回は、海外旅行で大切なことは、
「その国の暗黙のルールを知ること」
「迷う時は、自分の直感を大切にすること」
ではないか?という内容です。
まずは、よもやま話から。
観光地で有名なガスタウンにあるカフェのテラス席でピザを食べていた時のこと。
道路を挟んだ向かい側に、警察官3名と20代の男性がいました。
すると、おもむろに警察官がその男性を後ろ手にして手錠をかけました(急展開)。
そしてそのまま、路上で事情聴取をしていました。
次の瞬間、警察官が胸ポケットからタバコを取り出し、容疑者の口元へ&そのタバコに火をつける、という行動を取りました。
見たことある!私、この光景見たことある!!
警察官「なにかやり残したことはあるか?」
容疑者「一本でいい、一本でいいからせめてタバコを吸わせてくれ。」
警察官「分かった、今日だけは特別だぞ。」
タバコを容疑者の口元へ&火をつける
(映画の見過ぎ)
人の人生が変わる瞬間をはたから見る、というのは、なんだか感傷的な気分になります。
そんな光景を横目にピザも食べ終えたところで、再び街へ繰り出しました。
そこで、ある車椅子のおばさんと遭遇しました。
そのおばさんは、紙コップ(アメリカンサイズ)のジュースを路上にぶちまけていて、スカートもビショビショ、「あぁ、どうしよう」という内容の言葉を発していました。
でも、前を歩く現地の人々は声をかけることはおろか、その存在をないものとしておばさんを避けるようにして通り過ぎていきました。
私も、だんだんおばさんに近付いていき、「大丈夫ですか?何かお手伝いしましょうか?」と声をかけようかと思いましたが、直前でやめました。
なぜなら、そのおばさんにすごく違和感があったから。
その違和感を言葉で説明できなくて惜しいのですが、おばさんの表情や目の雰囲気、発している言葉が、「本当に困っている」ようではなかったのです。
わざとらしい、という表現が1番近いかもしれません。
この街はホームレスが多いなということを、入国初日から感じていて、あとあと、そのことについて調べていると、車椅子のおばさんの違和感に関して分かったことがありました。
それは、そのおばさんは身障者のふりをしてお金を稼いでいたのではないか、ということです。
なんと海外では、「ホームレスや身障者を装って食べ物をもらったり、寄付金を稼いでいる」人がいるそうなのです。
私が出会ったおばさんが本当にその部類かどうかは分かりませんが、今思えば、違和感に従って声をかけなくてよかったです。
私は普段から自分の直感を大切にしています。
第六感というと、スピリチュアルな感じがしますが、直感は全て、自分の過去の経験からきてると考えるからです。
自分の昔の経験が、「それは少し警戒した方がいいよ」とか、「そっちは大丈夫だと思うよ」とか、教えてくれているんじゃないかな、と。
だから、はじめになんとなく「嫌だな」とか「なんか変だな」と、感じたことは、結局自分には合っていなかったりトラブルに発展することが大半です。
海外にいると、見るもの聞くものほとんどが未知です。
自分の身を守るためにも、最低限のその国のルールや暗黙の了解を知ること、そして、迷った時は自分の直感を信じてみること、が大切なのかなと考えます。
これから海外へ行かれる方の旅が、安全で素敵なものになりますように*
これは、ガスタウンの有名な蒸気時計*
煙もくもくで可愛い**