【カナダ留学】26〜30日目:毎日の授業で嫌悪感を覚えること
みなさま こんにちは。
大学生活もあっという間に2週間が過ぎ去りました。
このタイミングで、「あること」が明らかになってまいりました。
「授業に遅刻してくる人、いつも同じヤツ」
この遅刻魔は中東エリア出身の男性なのですが、脚色や誇張なしで、リアルに毎日15分ほど遅れてくる。
そして、先生が熱心に解説中にも関わらず、「グッモーニング!!」と大声を張り上げて教室に入ってくる。
私ははっきり言って、この行為に嫌悪感を覚える(はっきり)。
すでに授業は始まっているのだから、進行を妨げないでほしい。
もしも私が遅刻した側の人間ならば、ドアの開閉は音を出さないように細心の注意を払うし、抜き足差し足忍び足級のサイレントモードで自席に向かうだろう。
もちろん、大声で挨拶したりもしない。
「寝坊しちゃいました、すみません」と目配せする程度で済ませるだろう。
なぜなら、それがきちんと定刻で行動している先生と他の生徒さんに対するマナーだと思っていたから。
また、この遅刻魔はテストの日でさえ、開始時刻になっても姿を現さない。
私は思った。
「はっはっは!今日も15分の遅刻ですか?そんなことじゃあ、解答時間が足りずに、最後まで問題が解けないんじゃないですか?テストで最低点数を記録して、日頃の怠惰を反省するがいい!!」
しかし、現実は異なっていた。
先生「告知していたテスト開始時間になりましたが、生徒が一人足りないようです。全員揃うまで待ちましょう。もしかしたらバスに乗り遅れたのかもしれません。」
はい????
パードゥン????
アーユー シリアス???
本気ですか???
全員揃うまで待つだと????
こっちは、雪でバスが遅れることをあらかじめ予測して、いつもより早く家を出てんだよ!
だいたい、いい年した大人が、たった15分ですら前倒し行動できないなんて、どんだけタイムマネージメント力不足なんだよ!!
遅刻魔よ!貴様は時計持ってんのか!!!!
なんでいつも平気で遅刻してくるやつのペースに合わせにゃならんのだ!!
憤慨!!
そして、時間にルーズな者へも優しい先生の恩恵を受けた遅刻魔は、みんなと同じタイミングで問題を解き始めることができ、余裕でテストに合格したのであった。
お前は一度、日本に来て、時間を守ることの大切さと、他人の時間を浪費することの罪深さを学べ!!!!
私はなんでこれほどまでに怒っているのか若干分からなくなってきましたが、あまりにも違和感があったので授業が終わった後に先生に尋ねてみた。
「遅れてくる生徒のペースに合わせるのが先生にとっては標準なんですか?ちなみにこれはクレームではなく、素朴な疑問です」と。
すると先生は以下のように答えた。
「君の気持ちは分かるよ。カナダもどちらかというと、アジア圏と同じように時間に厳しい方だからね。でも、このクラスはインターナショナルだから、いろんな国民性の生徒がいるんだ。時間遵守するようにしつけられてきた人間もいれば、そうでない人間もいる。それに、遅刻の理由は寝坊とは限らないしね。もしかしたら家の事情で、どうしてもその時間にしか家から出発できないのかもしれない。僕にとっても非常に難しい決断なんだよ。」
きっと、私が遅刻して、挨拶もせずにソロリソロリと無音で席に着いたら、奇妙に思う人もいるんだろうな。
異文化はおもしろさがあると共に、妙な気持ち悪さもあると感じた1週間でした。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!