【日々のこと】第一志望に合格した就職活動
みなさま こんにちは。
本日は、「目標に向けて毎日コツコツ修行を続けていたら、できないなりにも結果が出た」話をシェアさせていただきます。
私は数年前まで、最後まで何かに熱中して取り組み続けた経験がありませんでした。
例えば。
・幼稚園から12年間習い続けたピアノ。
これだけ継続していたら、「将来の夢はピアノの先生!」とか「私はピアニストになる!」となりそうなもんだが、これっぽっちも思わず、高校進学のタイミングであっさりレッスンをやめる。
・学生時代に所属していたバスケ部。
毎日の厳しい練習に耐えたのに、ある時突然、辛さがピークに達し、「卒業まであと3ヶ月」という絶妙な時期に退部。
・高校受験。
当時滋賀県に住んでいた私は、ただ単にトップクラスだから、という理由だけで県内の最難関校合格を目指していた。
平日は学校終わりに塾に通い、休日も自習室で勉強していた。
だが、受験には失敗した。明らかに、「この学校に絶対入りたい!」という明確な理由と気持ちが不足していた。
そう。何事に対しても、熱中度が足りなかった。
成功体験がないために、「私って何をやっても中途半端だな〜」、「特技とかひとつもないわ〜」と考えていた。
そして、大学時代に迎えた就職活動シーズン!
熱中力&継続力が試される一大イベント!
なんせ結果を出せたことのない私は思った!
めちゃめちゃ不安でーーす!!!!
だが、私にとって、幸運だったことがひとつある。
それは、「絶対ここに入りたい!!」という第一志望の会社が見つかったこと。
他の誰よりも早くスタートダッシュを切り、初期段階から就職セミナーや説明会に参加していた。
大学のキャリアセンターもフル活用し、履歴書添削や模擬面接などで何度もお世話になった。
その甲斐もあり、まずは第一志望の採用試験において、書類審査を通過することができた。
そして迎えた一次面接。
まさかの、面接官席に社長!いきなりラスボス!!
変な汗をたくさんかいた。もはや、変な汗しか、かかなかった。
最後の質問コーナーで「とにかく何か聞かなきゃ!」と思った私は、「これから不景気で、コンサートのチケットは売りにくくなると思うんですけど、」と別に言わなくてよかった前置きをしてしまったがために、社長に次のように言われた。
「いや、むしろ逆だよ。景気が悪いときこそ、エンタメは盛り上がるんだよ。」
逆ーーーー!!!
終わったーーーー!!
ここで敗退か!!!!
目の前が一瞬真っ白になり、その後、真っ暗にもなるという、新しいタイプのモノクロ世界を経験しました。
私は二次面接には進めないことを確信した。
でもなぜか、「もっとエンタメや社会のことを勉強しなきゃ」と、その足は大学の図書館へ向かっていた。
この日を境に、毎日図書館に通い、関連本を読んだり新聞を通読するなどした。
リアルに半年以上は通い続けた。
そしたら、なんと!
「終わった」と思っていた第一志望の会社から、二次面接の案内が届いた。
終わってなかったーーー!!!!
その後も、危ない受け答えは何度もあったものの、四次面接まで無事に進み、最後には採用してもらえることとなった。
いまだになぜ採ってもらえたのかは謎です。
ひとつだけ言えることは、当時を振り返ると、私はとてつもなく就活に熱中していた。
ものすごい集中力であった。
それを思うと、これまできちんと継続できなかったピアノや部活、受験は、どれもこれも具体的な目標がなかった。
ゴールに向けて努力ができないのは当然である。
目的地が分からなければ、どの方角を向けば良いのか、今日は何をすべきなのかが分からない。
しかし、猛烈な夢や目標があれば、強力なエネルギーと具体的な計画で前に進むことができる。
就活や勉強は、その過程では「ちゃんと力がついているのか?」が見えにくいですが、できないなりにも続けていれば、少なくとも後退はしていない。
と、私は思います。
生きていると度々試練が訪れますが、就活で経験したことは「あの時がんばれたから、きっと今回も大丈夫」という支えになっています。
一つでも成功体験があると、それが圧倒的自信と原動力になるということが分かりました。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!