【日々のこと】大阪地裁で裁判傍聴してきました
みなさまこんにちは。
本日は、初めての裁判傍聴を経験して感じたことを共有させていただきます。
今回は、
•電車で痴漢をしたおじさん
•万引きをした同い年の男性
•実の娘のわいせつ写真を第三者に販売した母親
以上、3つの事案を傍聴しました。
最後の、児童ポルノ案件は判決の言い渡しのみだったので証人尋問はなかったのですが、それ以外の2つは、証人の発言も聞くことができました。
痴漢件は被告人の奥さん、万引きはその母親が証言台に立っていました。
どんな悪人にも、その刑を軽くしてほしいと願う人がいることを新たに知りました。
検事さんが、再犯の可能性を指摘して厳罰を求める姿からは、ものすごい正義感を感じました。
社会の安全を脅かした罪の重さや良識、被告人の更生を願って彼らを諭す裁判官さんの言葉はとても深みがありました。
何が犯罪を引き起こすかといえば様々だけど、痴漢おじさんの場合は自制心の欠如でした。
万引き男性の場合は、仕事を辞めてその日暮らしだったそうで、未来への展望のなさも要因になっていたようでした。
「ここで悪いことをしたら、家族や自分の未来はどうなってしまうのだろう」という考えも思い浮かばないほど、精神的に余裕がなかったのだろうか。
被告人の反省の言葉は、刑を軽くするために弁護士さんから教えてもらったものなのか、本心からの謝罪なのか、どっちなんだろう?と思いながら聞いていました。
法廷中に反省したり、そういう素振りを見せたりすることは簡単だけど、その感覚を一生覚えていないと再び足を踏み外してしまう、ということも、裁判官さんから教えてもらいました。
私は、犯罪心理に興味があったので裁判傍聴をしたのですが、法律知識がなくても十分内容が理解でき、新たに感じることがたくさんありました。
ノートを取りながら傍聴席にいる学生風の方も何人かいて、勉強熱心だな、と思いました(なんだ、その感想はw)。
裁判傍聴は、法律関係や犯罪心理、家族のあり方に興味のある方に、特におすすめです!
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!